2011年6月9日木曜日

カプラ 構造

シンクと受け槽を接続するのにカプラというものが付いていた。
簡単に取り外せるものだった。逆止弁付きだった。
シンクで使うのだからすぐに詰まるような気がした。あと、型は違うが外部のタンクにもカプラがつかわれていた。それはガソリンスタンドにあるようなものらしかった。
構造がよくわからないため調べた。



(参考)
ナスコフィッティング























長岡技術大学
カプラとはソケットとプラグの2つの継ぎ手によるものである. 電気回路の配線のコネクタと同じで,オス側とメス側を想像してもらえばわかりやすいと思う. カプラのソケット側は逆止弁になっていて,ソケットとプラグをつなげた時だけ空気が流れる. 図18にカプラを示す.







fig 18







カプラの基礎知識
【豆知識1】
 カプラというのはどうもあるメーカーの商標のようです。別名クイックジョイントとも言います。俗称「カチッ ト」とも呼ぶ人もいますがすべて同じような意味です。もちろんハイカプラシリーズとスーパーカプラシリーズの互換性はありません。例えばハイカプラのプラ グはスーパーカプラのソケットには刺さりません。(逆も同じ)2つ比べて判るようにハイカプラはジョイント部分が太くスーパーカプラは細い。空気の流量は ハイカプラの方が多く、重さはスーパーカプラの方が軽い。
【豆知識2】
 ソケットにはストップバルブ機構が付いています。プラグにはこの機構が付いていません。ストップバルブとはカプラを抜いたときにエアーがそこで止まる構造になっています。したがって、ソケットはエアの供給側に取り付け、プラグは機械側に取り付けることが基本です。
【豆知識3】カプラのルーツ
 カプラというのは日東工器の商標です。油空圧の着脱に使用するコネクティング・ツールのことをカプリングと 言います。カプリングのルーツはフランスのストーブリ社がオリジナルです。現在もヨーロッパの自動車メーカーはストーブリ社のカップリングを使用していま す。実際「カプラ」のことを日東工器も英語ではQuick Conect Couplingと表記しています。
日本でも自動車メーカーの重要な設備や原子力発電所ではストーブリ社の製品が使われています。日本のメーカーによってはクイックジョイントという商品名を つけているところがあります。俗称ですがカチットと擬音語で呼ぶ人もいますが、ほんとうは「カプリング」が正しい呼び方でしょう。


2011年6月2日木曜日

ユニオン継手

給水配管とタンクを接続するのにユニオン継手を使っていた。
水を張ったら、ユニオン継手から水が漏れていた。
ユニオン継手の構造が良くわからないので調べた。
フランジのように脱着が簡単に出来るため、機器廻りに使うようだった。

       
 ユニオン(Union)     ユニオン式

(参考)

配管・パイプnote

ユニオンは、フランジと同様に、配管の途中に設けることにより、配管の脱着を容易にします。
ユニオンのシール面は、金属と金属が接触してシールするもの(メタルタッチ)や、その間にパッキンを使用するユニオンなどがあり、一般に低圧であまり温度の高くない配管系に使用されます。
ねじ込み継手を使用している配管系の場合には、ネジ部からの内部流体の漏れがあった場合にねじ部の増し締めが必要であり、この場合の対策として配管系の適所にユニオンを設けておくことにより、増し締めを容易にすることができます。




2011年6月1日水曜日

純水の単位 マイクロジーメンス メガオーム

純水装置の試運転が始まり、装置屋が機器で測定していた。
説明してもらったけど、いまいちわからなかったため調べた。

マイクロジーメンス(mS/m)は電気伝導率
メガオームMΩ・cm)は電気低効率

純水は0.1mS/m以下(0.1MΩ・cm以上)
単位とは関係ないけど、純水を作るためには沢山の水を捨てるんだと感じた。


(参考)

東京科研
断面積1cm2、距離1cmの相対する電極間にある溶液が持つ電気抵抗を抵抗率(Ω・cm:オーム・センチメートル)と呼び、その逆数を電気伝導率(S/cm:ジーメンス/センチメートル)と呼びます。
水の試験では、水温が上昇すると電気伝導率が増加(1℃で約2%増加)するため、25℃における値を用い、S/cmの百万分の1を単位としてµS /cm(マイクロジーメンス/センチメートル)で表します。日本工業規格(JIS)では、処理水の純度表すのにμS/cmを用いていますが、抵抗率という 呼称も使っています。半導体工学などで用いているのは抵抗率のほうです。この場合は百万倍を単位としてMΩ・cm(メガオーム・センチメートル)で表しま す。
水の電気伝導率(抵抗率)は、水に含まれる電解質の多少によって異なってきます。電解質が少なくなればなるほど、言い換えれば純水になればなるほど電気伝 導率は減少(抵抗率は増大)します。逆に、電解質の濃度が高くなればなるほど電気を通しやすくなります。つまり、水の電気伝導率(抵抗率)は電解質の濃度 の指標となるわけです。
純水は、H2O=H++OH-のように「水素イオン」と「水酸化物イオン」に電離する度合いが非常に小さく、大部分は電離しないH2Oのままです。このため電気伝導率は低い値をとなります。
ちなみに、市水や地下水は電気伝導率100~350µS/cm(0.01~0.003MΩ・cm)、純水は1µS/cm以下(1MΩ・cm以上)、超純水は0.057µS/cm以下(17.5MΩ・cm以上)程度が一般的な値です。


環境テクノス






      
MΩ(単位) μs/cm PPM
1MΩは 1μs/cm(1/1) 0.5PPM
10MΩは 0.1μs/cm(1/10) 0.05PPM
18MΩは 0.055μs/cm(1/18) 0.024PPM

項目(1) 種別及び質
A1 A2 A3 A4
電気伝導率μs/cm(25℃) 5以下 1(2)(3)以下 1(2)以下 1(2)以下
有機体炭素(TOC)mgC/L 1以下 0.5以下 0.2以下 0.05以下
亜 鉛 μg Zn/L 0.5以下 0.5以下 0.1以下 0.1以下
シリカ μg SI2/L 50以下 5.0以下 2.5以下
塩化物イオン μg CI/L 10以下 2以下 1以下 1以下
硫酸イオン μg SO42-/L 10以下 2以下 1以下 1以下


トップウォーターシステムズ
理論
純水
(H
18.3MΩ・cm 純粋なHO(電解質を全く含まない水)実際には精製不可能。
超純水
18.2MΩ・cm
(10.0MΩ・cm以上を
超純水と表す場合もある)
一次処理された純水を循環ラインにて更にイオン交換することにより精製、維持される。半導体洗浄や高度分析の分野で用いる。
高純水 1.0MΩ・cm以上
(1.0μS/cm以下)

RO等によって一次処理された純水を更にイオン交換して
精製される。精密部品洗浄、一般洗浄などで用いる。
純水 0.1MΩ・cm以上
(1mS/m以下)
ROまたは、イオン交換樹脂などで不純物(主に電解質)を
除去した水。一般洗浄、加湿供給水などで用いる。